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【1問~10問】第29回キャリアコンサルタント学科試験【過去問解説】

第29回

このコンテンツは過去の学科試験の、

  • 各問題の解説
  • 各問題の正答
  • 参考書籍・参考資料等
  • キャリコンスタディ内の学習ページ
  • 語呂合わせ

をまとめています。

解説には万全を尽くしていますが、万が一誤字・脱字や間違いがございましたらご指摘いただければと思います。

第29回学科試験 問1~問10の正答解説と参考元

問1

「大企業で働く若手・中堅社員のキャリア形成に関する意識調査」(公益財団法人産業雇用安定センター、2024年)で示された副業や兼業、企業間交流型出向に関する問題です。

正答:2

1.×:「今の会社に定年までいたい」と回答したのは全体の約5割(51.4%)である。(P2)

2.〇:設問に関する説明として正しい。(P5)

3.×:「今の会社に定年までいたい」かつ「役員・管理職まで昇進したい」と答えた人の中で、副業・兼業に積極的な姿勢が見られた人は8割を超えている。(P6)

4.×:技術職では約5割程度(55.1%)である(P6)

問1は難しいことが多いな。。。けど気を取り直してどんどんいくでー!

問2

「令和5年度能力開発基本調査 調査結果の概要(事業所調査)」(厚生労働省)で示された、事業所が正社員または正社員以外に対してキャリアコンサルティングを実施する目的に関する問題です。

正答:3

1.×:「中高年社員の退職後の生活設計や再就職等の支援のため」という回答は、正社員・正社員以外ともに少ない。

2.×:「労働者の自己啓発を促すため」という回答は、正社員・正社員以外ともに半数を上回っている。

3.〇:設問に関する説明として正しい。

4.×:「労働者の希望等を踏まえ、人事管理制度を的確に運用するため」という回答は、正社員では半数を上回っているが正社員以外では半数を下回っている。

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厚生労働省:能力開発基本調査

問3

「第2回キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」(独立行政法人労働政策研究・研修機構、2023年)で示された、キャリアコンサルタントが対応した相談の内容に関する問題です。

参考:第2回キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査(独立行政法人労働政策研究・研修機構)

正答:3

1.×:直近1年間で受けた相談で最も多いのは、「現在の仕事・職務内容」である。(P94)

2.×:対応が難しいと感じた相談で最も多いのは、「発達障害に関すること」である。(P94)

3.〇:設問に関する説明として正しい。(P96)

4.×:学校・教育期間を主な活動の場としているキャリアコンサルタントが応じる相談で最も多いのは、「履歴書やエントリーシートの書き方・添削等」である。(P96)

問4

ホールの提唱したプロティアン・キャリアに関する問題です。

正答:1

1.×:アダプタビリティを単なる能力やコンピテンシーとして捉えず、動機づけの面を有していると捉えている。(P174)

2.〇:アイデンティティの説明として正しい。(P172)

3.〇:アダプタビリティの説明として正しい。(P174~175)

4.〇:設問に関する説明として正しい。(P172)

ホールは人気の理論やな
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問5

ハーズバーグが提唱した職務満足の理論に関する問題です。

正答:2

1.×:該当しない。

2.〇:選択肢のとおり。

3.×:該当しない。

4.×:該当しない。

問6

バンデューラが提唱した社会的学習理論に関する問題です。

正答:1

1.〇:設問に関する説明として正しい。

2.×:該当しない。

3.×:該当しない。

4.×:該当しない。

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問7

ホランドの職業興味の6類型に関する問題です。

正答:1

1.〇:選択肢のとおり。

2.×:創造的職業領域(Creative)は職業興味の6類型にない。

3.×:農業的職業領域(Agricultual)は職業興味の6類型にない。

4.×:科学的職業領域(Scientific)職業興味の6類型にない。

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問8

マーシャが示したアイデンティティステイタスの「予定アイデンティティ、早期完了(foreclosure)」に関する問題です。

正答:3

1.×:「アイデンティティ達成」の説明である。

2.×:「アイデンティテイ拡散」の説明である。

3.〇:「予定アイデンティティ」の説明として正しい。

4.×:「モラトリアム」の説明である。

問9

クランボルツのキャリア理論に関する問題です。

正答:4

1.×:合理的な推論を行いマッチングする「職業選択理論」を提唱したのはパーソンズである。(P63)

2.×:ライフ・ストーリーに織り込まれた意味を明らかにする「ストーリード・アプローチ」を提唱したのはブロットである。(P81)

3.×:自分の客観的な評価と選択肢がマッチするかを予測する「連続的意思決定モデル」を提唱したのはジェラットである。(P86)

4.〇:選択肢の通り。(P91)

問10

カウンセリングの理論や心理療法の名称とキーワードに関する問題です。

正答:3

1.×:「今、ここ」での気づきを大切にしたのは、ゲシュタルト療法である。Counselor web(ゲシュタルト療法)

2.×:不合理な信念はイラショナルビリーフ(非論理的信念)と呼ばれ、エリスが提唱した論理療法である。(宮城:P129~132)

3.〇:選択肢のとおり。(資料シリーズ:P108)

4.×:人間には自己実現する力や成長する性質が備わっているとしたのは、ロジャーズの来談者中心療法である。
キャリア・カウンセリングエッセンシャルズ400(日本キャリア・カウンセリング学会)P179

 

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